今月のスナック女子は以前、レコード会社に務めていた森島良子さん。当時の所属部署は演歌・歌謡曲の宣伝部。現在は大阪市内で旦那さまと子供2人の4人で暮らしています。
「初めまして。森山良子さんと一文字違いの森島良子です。お酒は大好き。よろしくお願いします」

今回訪ねたスナックは兵庫県西宮市のJR甲子園口駅近辺にあるスナック影－シャドー－。店を切り盛りするのは歌手としても活動している、ねずみ女ママ。

「ねずみ女ですか。ユニークなお名前ですね」と森島さんが話し掛けると、「はい、『ゲゲゲの鬼太郎』に登場するねずみ男に顔が似ているので、ねずみ女という芸名を付けました（笑）。面白い名前ですし、お店の方もねずみ女の名前でいいかな…と。覚えやすいでしょ？」とママは笑顔で応じます。 棚には各種ボトルがズラリ。いかに常連に愛されているかがうかがえます。

カウンター席に腰掛けると、森島さんはビールを注文。

「ママが明るく話しやすい方ですから、とてもリラックスできますね。いただきます」
ビールで喉を潤した後、「このお仕事を始めてどのくらいになりますか」と尋ねました。

「もう42年くらいになるかな。年齢は言えませんが、38歳の時に孫ができました…とだけお答えしておきます（笑）」

予想外の言葉に森島さんは驚きを隠せません。続けて「店名にはどのような由来があるのでしょう？」と質問。

「ある占い師から『15画で山が想像できる名前がいい』と言われましてね。いろいろと考えて、山には陰がたくさんあるから15画の影を、そして読み方が“かげ”だと地味なのでシャドーとしました」
楽しい会話とともにお酒が進む森島さん。目の前に用意された小ぶりの籠には「お酒のあてに」と駄菓子も。

「当店ではフードメニューが一切ございません。お食事は駅周辺の飲食店で、お酒はうちのお店でお楽しみいただけたら…と。甲子園口駅周辺のすべてのお店に潤ってほしいと思いますので」とねずみ女ママ。

「ママさんのおかげで充実した時間を過ごすことができました。また、お店に伺いますね。今度はもっとゆっくりお話を楽しみたいと思います」と満足そうにお店を後にする森島さんでした。

席数はボックス席を合わせて約20席。料金システムはセット（カラオケ歌い放題、時間制限なし）で男性が4,000円、女性が3,000円。ボトルは3,000円～。