今月のスナック女子は関根初子さん。歌手の水木かおりさんに歌の指導を仰いでいるカラオケ愛好家の一人です。「スナックには先生と一緒によく行きますよ。歌もお酒も大好きです（笑）」という、このコーナーにはピッタリのスナック女子です。

今回訪れたお店は山形市香澄町にあるザ・ブラザーズ・ミート・プリンセス。

広い店内には多数のボックス席があり、また、ライブハウス顔負けの大きな舞台も備えられた、実に華やかかつ豪華なスナックです。

関根さんはフィリピン出身の長岡コラゾンママに誘われ、ボックス席に腰を下ろすと、まずビールを注文。そして、ママに来し方を伺いました。

「20歳で来日して35年…もう日本の生活の方が長いですね（笑）。こちらのお店は1年ほど前にオープン。その前は隣町で別のお店を18年間営業していました」

続いて関根さんは「とてもユニークで、長い店名ですよね。どのようないわれがあるのでしょう？」と尋ねました。

「隣町で営んでいた時の店名が“ブラザーズ”。こちらにもともと入っていたお店の名前が“プリンセス”。ですから、ただ単純に二つのお店の名前をつなげただけです（笑）」

なるほど！と納得した関根さん。あらためて店内を見回して「とても立派なステージですよね」と感想を口にすると…。

「私はもともとタレント活動をしていましたから、ステージにはこだわりたいと思いまして。こちらではバンドの演奏も可能ですし、お笑いライブなども実施しています。もちろん、気持ちよく歌っていただくため、音響機器にも力を入れていますよ」とママ。

広い店内だからこそ、ことの外、音には注力しているそうだ。

「通常は70人くらいですけど、座席位置を変えれば最大80人くらいまで受け入れ可能です。ですからイベントやパーティーも大歓迎です」

カラオケ愛好家の関根さんは、ステージもそうですが、ママの十八番も気になるようで「ちなみにカラオケでは何を歌われますか？」と質問します。

すると、ママはにこやかな表情で「オールディーズやポップスが得意ですね。美空ひばりさん、天童よしみさんの曲も歌いますよ」と答えました。

「すごい！　いろんなジャンルの歌をうたわれるのですね。機会があれば、私もこのステージで歌ってみたい。今日は楽しいひとときをありがとうございました。今度、水木先生と一緒に伺って、じっくり歌とお酒を楽しみたいと思います」

料金はセットで3,000円（飲み放題／1時間）、カラオケ1曲200円。